…うん?ああ、別に構わないよ。 (手渡された酒を受け取り、物珍しそうにじっと眺めて─口を付ける。喉を焼くアルコールの風味を目を細め、縁側に一旦その容器を置いた。戯れ混じりに告げた言葉への謝罪を述べる樒に軽く手を振り─中身が気になるらしく、近付いて来た眷属の頭を撫でながら、指先で掬い上げた酒を彼の舌先へと持っていく。眷属は軽く舐めて味を確かめた途端、怯むように身を引き)