っ、くそ……もう忘れるって、決めた、だろ……っ (雨の中走り去って行く武良井を目で追いつつ、治らない呼吸音に苛立ちを覚えて自身の膝を叩き。人目も憚らず大声で叫ぶと、起き上がって走り出し、校舎を出て) ……やっぱ、あやまら、ねぇとな…… (濡れた制服を洗濯機にぶち込み、身体を拭きながらぼーっとした頭で呟き。ぐっすり眠ると心身共に幾分かすっきりしたようで、友人のツテを辿って武良井を探し)