リン 2023-11-03 21:29:26 |
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(額に冷却シートのひんやりとした感触を感じると、その冷たさが心地よくて一度目を閉じる。大きく息を吸って深呼吸をすると、ゆっくりと閉じた瞼を開け、「とりあえず、水飲む。自分でできるから」と再度上体だけを起こし、なけなしの意地なのか飲むのは自分でできると付け加えつつ)
…邪魔なんて言わないよ。嬉しいもん、来てくれて。誰かが居てくれるだけで安心するし。
─…でも、僕は割とちょろいからさ、あんま優しくすると勝手に好きになっちゃうよ。だから、僕からいて欲しいって言っといてなんだけど、慧も、少しゆっくりしたら帰りなよ。
(未だに思考はぼんやりとしているのか、開いた瞼も重そうにしつつ、相手の言葉に正直な気持ちを小さく呟くものの、そのままポロリと胸の内の一片を吐いた。)
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