step by step　(〆)　

褒めてくれてありがと。女の子だったら惚れちゃってたかも！
…ホント嘘みたいな話だけど、残念ながらジーマーのマジ話なのよね。綾香ちゃんも俺も、みーんな石になっちゃって、3700年も経っちゃったの。
(おそらく本音であろう褒め言葉は素直に喜ばしく思うも、“好き”の二文字は親愛の意味だと受け取り軽く流してしまい。漫画のような話を冗談として受け取ってしまうのも無理はないが、残念ながら事実で。語り口こそ砕けたままだが、あえて声のトーンを落として話しつつ、先程の石片を拾って相手に見せて)

ほ……別に､思った事言っただけやし…
＿＿＿＿ほんま､嘘みたいな話やけど…周り見る限り､信じざるを得へんよね…｡
( 惚れていたかも､なんて言葉に惚れてもいいのに､と思わず言いかけたが冗談だろうと考える事にしその言葉は飲み込んで思った事を言っただけだと少し素っ気なく返して｡3700年という嘘みたいな話､有り得ないと思いたいものの周囲を見る限り変わり果てた世界しかなく記憶にもこんな場所は無い、その事から信じざるを得ないと､なんとも言えない表情で笑って )

…思ったこと素直に言えちゃうのって何気にゴイスーよね。綾香ちゃんのそゆとこ、結構好きよ。
だよね～。こんな大自然見ちゃったらもう信じるしかないよねぇ。…ちょ～っと長くなるけど、昔話をさせて――
(不自然な間、視線や声、様々な情報から一瞬にして言いかけた言葉の続きが推測できてしまった自分に苦笑してしまう。だがあえて言葉を飲み込んだ彼女の意思を尊重して気付かない振りをし、昔から変わらないお兄さんとしての柔らかな笑みを作ると、優しく頭を撫でて。聡明であるが故に早々に状況を理解したらしい相手に同意を示した後、石化光線が降り注いだ日から現在に至るまでの話、復興をしている仲間がいること等、血腥い話だけは適度にぼかしながら現状を説明して)

すっ…!…ふ､ふーん…あっそ…｡
＿＿＿＿復興さしたその人､どんだけ頭ええんよ…いや､どんだけ頭ええとかそんなレベルやないか…
( 好き､という言葉に思わず心臓が跳ね一瞬動揺を見せるも､自分らしくないかと思い素っ気なく返し､信じるしかない現実だけでなく現状を聞き､こんなにものが無い中でその人は一体どこでそんな知識を？最早天才という言葉すら足りないのでは？と首を傾げ、その知識を分けてもらいたい等興味を持ってしまったのか､ぶつぶつと呟き始めて )

そうそう。あらゆる意味でバイヤーでゴイスーすぎんのよ、千空ちゃんは。…会ってみたくなった？
(復活者が出る度にこの手の話は何度もしてきた。反応も様々だったが、どうやら彼女の関心は科学王国の長に向いたようだ。失った文明ではなく、未来に目を向ける前向きな姿勢ならば彼とも気が合うかもしれない。そんなことを考えていると表情も自然と穏やかになっていた。自分の世界に入って何やら呟いている相手の思考を邪魔しないように静かに応じた後、一呼吸ほどの間を開けてから問いかけ)

……ほんまやで、そこまで出来るとかもはやこの変わり果てた世界の神様なんちゃうか…?
まぁ…会えるなら色々教えて欲しいなぁ｡
( この何も無い空間にあらゆる文明を復活させた上に人々も復活させるだなんて神様か､なんて冗談を言っては､会ってみるかという問いかけに､会えるのならどうやって文明を復活させてるのか､という疑問以外にも勉強面で色々と教えてもらいたい、という思いを述べ､彼の問いに不思議に思い､“もしかしてその人､ゲンくんと一緒に行動してたりするん…?”と問いかけて )

んー…、まあ、俺らから見たらそうね。…地道に一歩ずつ、諦めずに努力する神様、かな。
で、俺はその神様の僕ってとこ！
(“神様”なんて呼ばれたら嫌がるであろう彼の顔が浮かんで苦笑するも、彼女の言うことも解るので否定はしない。彼の作る未来に思いを馳せるように遠くを見つめてしっとりと語ったかと思えば、次の瞬間にはいつもと変わらぬ軽薄な笑みを見せる。地面から腰を上げ、服についた葉や土を軽く払ってから相手に手を差し伸べると、戯けた調子で)
…それじゃあ、神様に勉強教えて～って頼みに行こっか！

ふーん…?…ゲンくんが僕やなんて､その神様はえらい心強いやろね～!!
( 幼なじみが神の僕のようなポジションに居ると聞いてどこか誇らしそうで嬉しそうに笑えば､差し伸べられた彼の手を取り自分も立ち上がり砂埃などを払って“教えてくれはるかな～?”とわくわくした声音で返して )

んー、どうだろうね～。勉強熱心な綾香ちゃんの方が頼りにされちゃうんじゃない？
(軽やかに立ち上がって期待に満ちた笑みを浮かべる相手を見つめていると、ふと子供の頃に手を繋いで歩いていたのを思い出した。このまま繋いでいたら彼女はどんな反応をするのだろうか。好奇心からの気まぐれで手を離さずに歩き始め、「科学に興味あるって言ったら、喜んで教えてくれると思うよ」と何事もないかのように和やかに会話を続けて)

せやったらええなぁ､楽しみやわぁ～｡
＿＿＿＿っ！？
( 自分が頼りにされるかもしれない、という話に更に心を踊らせると共に､繋がれたままの手に気が付いて顔に熱が集まるのを感じ、慌てて俯いては､変に意識してしまうが故に彼の言葉に返事をしようにも言葉が詰まり黙り込んでしまい )

( ／すみません、何故か返答2つ送信してしまったみたいです…！ )

科学の話について行ける人は少ないからねぇ、覚えちゃったら即戦力……ん？ああ、メンゴね。昔の癖でつい…嫌だった？
(歩き始めて間もなく息を呑むような微かな吐息が耳に届き、横目で相手を一瞥する。俯いてしまっていて顔は見えないが、揺れる髪の隙間から頬が染まっているのが見えた。もう少し様子を見てみたい気もするが、好奇心は抑えてたった今気付いたという体で足を止めて振り向き。繋いだ手を軽く持ち上げて握る力を緩めるも、自ら離そうとはせずに苦笑まじりに問いかけ)


(/大丈夫ですよー！お気になさらず。)

えっ!?あぁ…いや､別に…嫌では無いんだけどさぁ…??
( どうやら恥ずかしさで全く話を聞いていなかったらしく､嫌だった？という問いかけに思わず真っ赤な顔を上げてしまい、その上慌てて返答してしまい自覚した途端更に赤くなり､小さな声で“…忘れて”と言い放って )

( /ありがとうございます!!それと、ちょっと最近忙くて返事遅れ気味になると思います… т-т )

……もう子供じゃないから恥ずかしいよね。なんか懐かしくなっちゃって…メンゴね。
(既にほんのり熱を帯びていた彼女の頬が見る見るうちに真っ赤に染まり、流石にやりすぎたかと小さな罪悪感が芽生え。名残惜しさを感じつつも静かに腕を下ろし繋いでいた手を解放すると、くるりと踵を返して明るい声音で)
さ、行こ！日が暮れる前に戻んないと。


(/お忙しい中、ご連絡ありがとうございます。私生活優先で大丈夫ですよ！お時間に余裕がある時にお相手して頂けたら嬉しいです。)

(/埋もれてしまわないように、一度だけ上げさせていただきます…！)

別なところで俺宛かなってお手紙見つけたんだけど…送り主は綾香ちゃんだったりする？もしそうなら嬉しいなって思って久々に来ちゃった♪……なーんて、人違いだったらジーマーで恥ずかしいんだけど…！

本っ当に久しぶりだねぇ。とりあえず元気そうでよかったよ。……長いこと離れちゃうとさ、どんな顔して会えばいいのか分かんなくなっちゃうでしょ？だからね、勇気を出してまた会いたい！って言ってくれたってのがすっごく嬉しいのよ、ジーマーで。…頑張って声かけてくれてありがとね。綾香ちゃんが望んでくれるなら、喜んでお話相手になっちゃうよ！

お部屋でって言ってたからお返事はこっちに置いとくね。気付いてくれますよーに！

手紙…届かんかったらどうしようって思ったけど勇気出して書いてよかった、ちゃんと届いたんやな。

忙しくて突然居なくなったけど最近は落ち着いてきてるし､またお話したいなって思って書いた手紙にまさか､また話してくれるって迷わんようにお部屋で待ってくれてたとか…話せなかった分の申し訳なさもあるけど、すごい嬉しいわぁ…!!

……ただいま､ゲン兄。

あの頃忙しそうだったもんね…色々お疲れさま！
俺もまさか綾香ちゃんから熱烈なラブレター貰えるとは思ってなかったからびっくりしちゃった。またお話できる機会を作ってくれてありがとね♪
あと、申し訳ないなんて思わなくて大丈夫よ。再会できただけでもう十分幸せ～って気分になれちゃったから！……でもそうね、もう迷子にならないように対策はしないとかな、…はい、捕獲～♪(一気に距離を詰めてぎゅっと抱きしめ)

――おかえり、綾香ちゃん。…なんかいいね、こういうの。話せなかった分もたくさん話そうね。

…となると、何を話すか決めないとだねぇ。前の続きからでもいいし、あれから数日たって新しい生活に慣れた頃から始めるのもありだよね。現代パロディでもいいし、上のみたいにゆる～くお話するのも楽しいかも♪綾香ちゃんはどうしたい？希望があったら教えて。

本当にゲン兄は優しいなぁ…
わっ…ふふっ…( 突然の抱擁に驚きつつも喜びが勝り笑って )

せっかくやし…続けるなら､離れてた時間もあるし…慣れた頃あたりから､とか…??

あったかくて落ち着く…離したくなくなっちゃうなぁ(小柄な相手を包みこんだまま旋毛に頬を擦り寄せ)

ん、りょーかい。慣れたとこからにしよっか。初回はお願いしちゃっていい？