安藤継彦 2023-10-03 00:07:42 |
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…なァ、ンなガン見しないで欲しいンだけど( 熱い視線を一身に受ける気配に首裏を掻き / 居心地悪げに身動ぎし、文句と願望の狭間で揺れる言葉をひっそり紡ぎ )──ッな、!…今日のツグさんすげぇ押せ押せじゃねぇ?…あんまり煽るなら喰っちまうぞ( 鼓膜に響く低音に突然の事乍らびゃっと肩を跳ねさせ、軽く睨みを効かせるも大して保たず / 一呼吸置いて半ば威嚇の旨込め尖った犬歯をちらと見せ )ん、ナイスアイデアじゃん。今度アトリエ来る時にでも持参すっから、良い子ちゃんにして楽しみに待ってな( 提案を貰えば満足気に口角上げ、さらり流れる黒髪を慈しむ眼差しを湛え幾度か撫で / 机上の自身の荷物を一纏めに退かし迎え入れる姿勢と期待に満ちた視線を珈琲へ )あンがと。んや、愛しの恋人様が態々淹れてくれるものに文句はつけねぇから大丈夫。…つうと、ちょい語弊があンな?──あ゛、アイスしまうの忘れてた。溶けちまったかなァ…。ああ種類か。今回は全部ハーゲンダッツ。イレギュラーな、…そうそう、クリスピーサンドってやつも入ってる。特別な日でもねぇけど奮発しちまった( 眼下に置かれた珈琲を一瞥し短に礼を述べ / 朗々とした笑みと共ににんまりと口端を釣り上げては、彼によく見えるようにと袋の入口拡げ )
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