安藤継彦 2023-10-03 00:07:42 |
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(減ることのない口数で愛情を紡ぐ行動ひとつひとつが過剰摂取の様に捉えれるように心臓が高鳴ることを止めれなくて、彼の指先を握った手のひらを引いて代わりに自分の胸元を軽く握り/自身に向く濃度の高い彼の双眸を正面から受け取れる様には性格的に難しく、困ったような恥ずかしそうなない混ぜの表情に崩れながら一瞬其方を見たり外したりを数度繰り返し)──……アイデンティティに関わるな、これ。…上手く話せない割に君のことで頭が一杯だし、言葉全てに愛を感じるのに器用に返せる気もしない。…ここら辺、は経験なんだろうけど。…君って思ったよりずっと厄介なやつだよね、…崇臣。(独白に近い語り口は様々注がれた台詞への回答になるか与り知れないが唐突に静かに述べ/される侭顎を引いて其方に顔を向けると赤らんだ頬晒すものの意を決するよう短く呼気を吸って、)…君がどうしようもなく愛しくて、…困るね。(何をかは自分でも分からないのだが、ほろ苦く微笑みながら率直な現状を吐露して)
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