なんで?なんでダメなの? (きょとん、言っている意味が分からないというように目を丸くして純粋な疑問を口に。その狼人の言い方から何か複雑な理由があることは察せそうなものだが、興奮状態に陥っていたこの白兎はそこまで意識が回らなかった。自分を引き?がしにかかる相手の腕には、此方も負けていられないと彼の衣服を掴んで必死の抵抗を)