主 2023-09-21 17:09:57 |
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>アッシュ
「うん、終わり!アッシュ団長もお仕事お疲れ様」
背後から声がしてくるりと振り返ってみるとそこにいたのは我らが団長。何やら団長の方も仕事を終えたみたいだ。にぱっと満面の笑みを浮かべて伝える。
団長を見ていると前から考えていたことが思い浮かんでしまって思わずがたっと音を立てて椅子から立ち上がり、勢いよくアッシュへと近づく。
「ねー、折り入って団長に頼みがあるんだけど…」
猫なでに一段と声を作り、にやにやとどこか面白がるような笑みで何かを言おうとして。
>ネム
「ありがとう、ネムちゃん!」
やってきたのは妹のように可愛がっているネム。ぱあっと明るくなり、るんるんとした声色でお礼を伝える。ネムの視線が一瞬だけ書類の束の方へ向かったのを見逃さず、「ああ…」と声を漏らす。
「今度のコンテストに参加するコーディネーターの子達のことが書かれた書類。支配人たるもの全員のことちゃんと覚えておかなきゃだもんね」
すっと立ち上がってから改めてネムへと姿勢を向ける。今までやっていたのは情報収集はもちろん、彼女達の情報を丸暗記するといった目的もあったのだ。右目でウィンクしながら淡々と述べて。
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