斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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今は話さなくてもいい…っ、分かった、何でも聞く。聞くから早く…
「ご無事、ではないようですね。…覚悟は出来てるんだろうな、大堂龍也。これ以上危害を加えようとするならば、正式な宣戦布告無しに今から抗争を起こし、お前を消そうと思っているんだがどうする。俺はこう見えて短気でな、坊ちゃんみたいに優しくないんだ。」
( 気遣う彼の苦しそうな呟きに表情を歪め、手に力を入れた際に付着した血によってスマホが滑って落ちていき相手の足元へ。この状況を変えられるなら、彼を助けられるなら何でもいい。出された条件を飲み込んで覚悟を決めた瞬間、聞き慣れた声と空間に響く革靴の音を聞いて動きを止め顔を上げれば騒がしい入口から1人だけ中へ入ってこちらに向かってくる。いつも見慣れてる穏やかな住吉の雰囲気は無い。大柄な体型に良く似合う大型拳銃を隠すこと無く握っており、いつものような笑みは表情に無く大堂を見据え )
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