斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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「 おいおい。さっきの話と違うじゃねぇか。不問にするだ?…はっ、その唯織さんの命を握ってんのが誰かわかんねェのかよ。」
( 相手の言葉を聞くと先程までの笑みは消え、溜息と共に吐き捨てるように言葉を紡ぐ。ソファからゆっくり立ち上がり彼の元へ近付くと、口にくわえていた煙草を床に落とし足で踏み潰し。目を細めて相手を見れば次いでそんなことを言い)
「あァ、組に入るのが不服なら俺の愛人にでもなってもらおうか?さっきも言ったがお前のことはそういう意味で気に入ってんだ。」
──
( やはりどこにも逃げ道はなく、そもそも腕に枷が着いている時点でどこへも行けはしない。溜息と共に、椅子に腰をおろすと先程投げられたスマホを拾う。当たり前だが、あの後で電波が遮断されたのか、圏外になっており何も出来はしない。)
悠介くん、無事だといいんだけど。
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