斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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うん…気を付けて。
( 彼の声を聞くと自然と身体の力が抜ける。なぜこんなことをしたのか意味は分かりかねないが、恐らく読んだ手前何かあるに違いない。自分を人質にして彼から何を奪おうと言うのか。通話が切られたスマホを見つめ、不安げな表情を浮かべては相手を見上げ。)
…悠介くんをどうするつもりだ。
「あ?お前には関係ねェ。大人しくしてろよ?」
( 通話の切れたスマホを相手に向けて放り投げると。椅子から立ち上がり、部屋を出る。部屋の前には2人の用心棒。鍵はかかっているし、窓のない部屋からは出られない。事務所からの電話にまた笑みを浮かべてはそちらの方へ足を運び。 )
───
「…入れ。そこの部屋で待たせろって言われてんだ。若頭が来るまで大人しくしてな。」
( 事務所内に現れた彼の姿を見た組合員は、奥の部屋へと相手を案内し。若頭からの命令は絶対に手を出すな、というもの。また若頭の気まぐれで面倒なことをしようとしていると心では思いつつ、舌打ちを。)
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