斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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ふ、ありがとう。
じゃあ、出発するね。
( 彼の運転する車に乗ったことがないのでそれもまた楽しみの一つとなり。シートベルトを締めた音を聞けばエンジンをかけ車を発進させる。こんな風に思い出が増えていくことが嬉しい。遠ざかっていく紅葉を横目に見ながら帰路につくのだった )
───
( 暗い部屋にただ鳴り響く携帯の着信音。通話ボタンを乱暴に押せば口の端に銜えた煙草を指へ。以前からある人物の探りを入れさせていたのだが、全く情報は掴めず。無能な部下への苛立ちが募っていた中の連絡に、口元に笑みを浮かべ。)
「へェ、そりゃあいい情報だ…。さてどうやってアイツを引きずり出してやろうか。」
──
( 季節は着実に冬へと移ろいでゆく。学校の授業を終えいつも通り片付けを。放課後は特に彼と約束をしているわけではないが、今日は用事はないだろうかとスマホに目をやるも、受験生である彼の勉強の邪魔はしたくないと手に取ったそれをポケットにしまい込み。)
(/ありがとうございます!宜しくお願いします!)
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