幹部 2023-08-04 22:34:15 |
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んぅっ、………んえ、──むぅ、(余計な考えなんて少しも考えられないと頭の中は彼の事が好きで仕方がない事と、そんな彼に触れることを許されているという幸福感で一杯で。腰に回る手が更なる濃い分を高める反面で、意識をするよりももっとずっと奥深くで触れられる事の嬉しさとその嬉しさを受け止めきれない恐ろしさで銃口を向けられるよりもずっと強い恐れを抱き。触れられるのが嬉しいのに恐ろしい、アンバランスな気持ちは自分のことなのに到底理解できそうにない。上顎を撫でる焦ったい動きには欲に素直過ぎるが故に焦ったさが苦しくて、続けられる歯列を擽る甘過ぎる毒に争わずに素直に辛い苦しいと訴える様に吐息の熱に染まった苦しそうな声を届けて。普段楽しそうに可愛さを全面に押し出している笑みに止まる目元を薄く開けば悶々とする熱に魘されて涙の膜が薄く張り。呼吸は次第に浅く荒くなり、焦らされる苦しさにいやいやと駄々を捏ねる子供の様に頭を少しだけ振って。気性荒く場を引っ掻き回しては周りを馬鹿にしては主人のこと以外に見向きもしない姿からはこうも大人しくとろんと蕩けた顔を見せる事は他の誰も想像出来ないことだろう。それ程までに彼に魅了された顔で鼻に掛かる吐息を漏らすだけで)
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