…少し…少しでいいから待ってくれないかい?司くん…。…まともな顔をできる気がしなくてね…。 (言われれば言われるほど、この真っ赤な顔を彼に見せることなんてできなく。一瞬視線だけ動かし、司と目を合わせたものの、それすらもふいっとそらしてしまい。更に追加で二歩ほど距離を取っては。「司くんだって照れてたじゃないか…」と、自身の手のお陰でくぐもった声で小さくこぼし)