匿名さん 2023-04-29 15:14:24 |
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んん…?っくぁ…。
( カーテンの隙間から指す柔らかな日差しに穏やかな微睡を味わっていると、不意に扉の方からノックが聞こえれば、意識は夢の中から現実へと強制的に引き上げられて。しかし、まだ夢の中に片足を突っ込んでいるらしく、緩慢な動きで伸びと欠伸をしながらおぼつかない頭で状況確認をすると、どうやら椿が起こしに来てくれたことが把握できて。緩慢な動きは変わらず、のそりのそりとベッドから降りて扉へと歩み寄り、開ければ「 あぁ…おはよぉ椿…。 」と昨日の朝のようにむにゃむにゃとしており。昨晩、自分が相手に早く寝るよう急かしたというのに己は寝坊してしまっていてしっかりしなければと黒瑪瑙の瞳をごしごしとすると、相手の指にあてがわれた布巾に目がいき「 …椿、それどうしたんだ? 」とその付近を指差しながら問いかけて。 )
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