匿名さん 2023-04-29 15:14:24 |
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(紅茶を抽出している間、これから相手をどう扱うべきかと考える。己は人形遊びをしたことがなければ芸者遊びもしたことがないため右も左も分からない。友人たちは人形を愛玩の対象にしたり、欲望の捌け口にしているという。花街はもともと遊女の身売りの場なのだから後者が本来の楽しみ方なのだろう。しかし、今まで人形遊びをしなかった手前、自分の人形を買って間も無くその者らと同類になるのもなんだか癪だし、遣手婆からは椿はまだ水揚げもまだなのでそういうことはあまり期待できないとのこと。であれば前者のような扱いをするべきかと考えて。そんなことを考えているうちに紅茶の茶葉はすっかり煮出され、慌ててカップに注げばいささか濃く抽出されてしまったようで。仕方ないとため息をつきながら濃いめの紅茶とお茶請けのクッキーを持って給湯室を出て少女のいる応接室へと向かい。道すがら、ひとまずは今まで家政婦業者に頼んでいたこの屋敷の掃除や料理などを任せ、遣手婆からお墨付きが出た芸事をさせるのもいいかもしれないと思って。応接室へと戻れば相手の前に「どうぞ。」と紅茶とクッキーを並べ、そして向かい側のソファに己の分も並べれば腰をかけて。「改めて、ここが今日から君の家だ。椿。」と言ってから紅茶を一口啜ればやはり濃く煮出してしまったと思って。そうして一呼吸おき、カップをソーサーに置けば「これから、椿にはこの屋敷の家事を任せたい。いいかな。」と真っ直ぐ相手の蘇芳色の瞳を見据えながらそう問いかけて。)
(/了解しました!では、頃合いを見て服屋に行く流れを作ります!
椿様の方から何かこうしたいなどの希望などはありますでしょうか?)
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