匿名さん 2023-04-29 15:14:24 |
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( ベーコンと目玉焼きの具合がよければお次はトーストを。バターを塗れば黄金色に輝きながら、溶けて染み込んでいき、それを大きく口を開けて迎え入れようとした瞬間、目の前の相手が初めてのコーヒーの味にむせれば、「 まぁ、そうなるな。 」あぁやっぱりと苦笑して。自分だって、初めてコーヒーを飲んだときには苦くて渋くてとても飲めるものではなかったのだから、まだ18にもならない少女がコーヒーの味を理解できるはずがないだろう。しかし、自分の好きなものを好きになろうとしてくれた相手の気持ちを無碍にできずになにも注意しなかった自分にも非があるため、助け舟として用意しておいたシュガーポットから角砂糖を1個…いや2個、相手のカップに入れてあげ、仕上げに牛乳をほんの少し垂らして応急処置を施せば「 はら、これでどうだ? 」とカップのコーヒーは漆黒から柔らかな茶色に染まっていき。 )
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