匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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( 至極真面目な顔で耳を傾ける少女の様子に、ふと思い出されるのは先日彼女のマネージャーと偶然会った時のこと。今お守りが手中にないのは決して忘れられているわけではなく、大方本番までに用意すれば問題ないと思ったか、お化け屋敷に赴く日程を知らされていなかったかというところだろう。その日は真剣に品物の選定に頭を悩ませていた相手へ、それらしいこじつけや作り話をくっつければ何でも良いのでは、と助言と共に幾つか例を示したところ、よく即興でそんな適当が考え付くものだと呆れたような感心したような目を向けられて居た堪れなくなったことを覚えている。己だって勿論この真っ白な少女に嘘など吐きたくはないけれど、これは致し方ないことなのだと記憶の中のスーツ姿に言い訳しては、立たせた人差し指を今度はネックレスのチェーンを掬い上げるのに使って、此方の身を案じる双眸の前に過去信じ込ませた法螺を掲げ )
俺にはこっちがあるんで。トワハトくんは水瀬さんの方が必要でしょ。
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