匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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…──んん…、さかまきさん、……。…わっ。
( 浅く揺蕩う意識の中で、水の波紋のように広がっていくのは心地良くも気持ちを擽るような声。この声を知っている。幼子のような覚束ない言葉つきで呟いたなら、睫毛を震わせつつ緩慢に開いた双眸がこちらを覗き込む彼の顔を視認するなり、意識は一気に鮮明になる。ぱちっと瞬きながら小さく驚嘆の声を漏らしては、緩んでいた姿勢を戻すように頭を上げて「お、おかえりなさい!」と慌てた声音で迎えて。確実に寝顔を見られてた、恥ずかしい。頬に羞恥を滲ませながらうっかり寝ていたことの謝罪をしつつ、慌てて手に持っていたスマホで時間を確認するけれど、然程時間が経過していないことに安堵で胸を撫で下ろしてはへらりと緩んだ笑みを浮かべ )
すみません、つい寝ちゃってたみたいで…!えっといま何時っ…──よかった、そんなに経ってない…ほんとに近いとこにスーパーあるんですね…。
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