匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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( 木々の間から車道沿いに出ようかというところで、足を止めた少女が呟いたのは自身も下山しながら考えていたこと。元々は麓で別れて一人で帰らせようと思っていたが、ジュースを浴びた場所が場所だけにタクシーには乗れないだろうし、バスで立っているにしても100%を優に超える乗車率では誰にも触れないなど不可能で。それなりに距離のある駅まで歩いて向かわせ、そこから更に電車内でも立たせておくというのも、赤の他人を宥恕した彼女に対してあまりの仕打ち。となれば次の行動は一つかと、相手より少し先で止まって振り返れば、濡れて色の変じた衣服を目線で示す。もしそれに肯定が返ったなら、高校時代の通学路を並んで歩くことになるはずで )
…、うちまで一緒に来る?少し歩くけど…それ、早めに洗った方がいいでしょ。
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