匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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( 暖かく柔らかな風が心地良い。都会の街並みから離れた山の空気は澄んでいて胸いっぱいにそれを取り込みながら、なだらかな坂を悠々と二人登っていく傍ら、なんとなくスマホを取り出してはその景色を写真に収めていく。小さく赤く実った果実や名前も分からないような花たちに、バケットハットで目元の隠れた彼。悠々ながらも弾む足取りで進んでいきやがて坂を登り切ったなら、ふわりと桜の花びらが柔らかな風に運ばれて頬を掠め。そこには地上で見た鮮やかな桜の花が満開に咲き誇り、幾重にもなる花びらたちが微風によってゆらり可憐になびき瞳を奪われて。ほわ…と感嘆の息を吐けば満開の桜を指差しながら、見れば分かる存在の桜を嬉々と笑みを広げながら報告したなら、そのままぱたぱたと桜の木の元へと小さく駆けていくだろうか )
逆巻さん、桜…!見て、満開です!
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