匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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…うん。助かりました、本当に。…もし次があればまた頼みたいくらいです。
( 何かにつけて大仰な表現をしがちな彼女だが、今回ばかりはその感激具合が大袈裟に映ることはなく。純粋な祝福の思いで二人のやりとりを見守る中、定刻通りに扉が開けば、依頼人は仕事の始まりを、自分達は仕事の終わりを知り。簡単な挨拶の後、オーラ溢れる堂々たる背を軽い会釈で見送ったなら、やはり幾許かの緊張はあったのか肩の荷が下りたような息が微かに洩れる。そこへ働きを窺うような尋ねが向けられると、掛け値なしの答えに少々の弱気を連ねてから「…まぁそういうわけにもいかないけど」と自らすぐに打ち消し。気分が解れる他、これまでアシスタントの必要性を感じていなかった己が〝会話要員のアシスタント〟という新たな選択肢を得ただけでも相手を伴わせた効果は十分にあったと言えるだろう。双方に実りのあった共同作業の結果に満足しつつ、無駄のない動きで冷めたヘアアイロンのコードをコンセントから引き抜くと、そのまま滑らかに帰り支度へと動き始め、元々少女の報酬代わりにと用意していたスタジオへの立ち入りを今初めて話に出して )
…じゃあ、許可も貰ってるんで、片付け終えたら撮影風景見学しに行きますか?
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(/ あるあるですね…!でも思うままに綴っていただけるのが此方としても一番嬉しいので◎ ※蹴り推奨 )
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