匿名さん 2023-03-24 20:11:47 |
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( わたわたと落ち着きなくスマホを取り出した少女の動きが一瞬にして固まったのは、そこに届いた通知を目にしてからのこと。間違い探しでもするかのように憧れの人と画面との間で視線を行き来させ、何度も何度もその内容を確認した後、最終的に大きく見開いた瞳とシステムメッセージの表示された画面は此方に向けられて。あまりの慌てぶりに何事かと文字を追えば、相手の様子に合点が行くと共に自身もまた僅かに目を見張る。しかしすぐに優しい息を洩らしては、掴まれた腕を一瞥し、その感触を証拠として素直な肯定の言葉を投げ掛け )
…紛れもなく現実すね、これは。
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