29152 2023-03-07 16:43:50 |
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(目の前の彼女の様子を見ていると、アイドルになりたいと言う少女たちが持つ輝き、自身が担当した少女たちの何人かが持っていた心と同じようなものを感じて。 その志は芸能界という厳しい世界で摩耗し、急激にかけられる外圧に耐えきれず自壊してしまうこともあるのだが、それを最後まで持つ人間も一万人に一人はいることがあり、自分はそんな人間を見たことがあり、そんな人間も担当してきた。 なんだか懐かしい気分になりつつも、カトラリーを差し出されれば感慨にふけっていたところからハッとして現実へと引き戻され、彼女から差し出されたカトラリーを受け取れば、質の高いサービスを提供してくれた彼女へ「…ええ、ありがとうございます」と軽く会釈をして厨房に入っていくのを見送り)
……いただきます。
(冷めないうちに食べてしまおうと手を合わせて丁寧にそう言えば、オムライスの端からスプーンで掬い取って口に含む。意外にもしっかりと作られている料理に小さく感動すれば、また一口と食べ進めていく。お偉方との度重なる会食などの付き合いで身についたマナーが抜けず、今や日常生活でも堅苦しい食べ方をするようになってしまったが、こうした家庭的な料理は安心して食べることができる。同じように食べ始めた目の前の知人からは自身の様子を「機械みたいだな」と笑われてしまったが「美味いだろ」と聞かれれば、小さく笑みを浮かべて「美味しい」と呟いて、そのまま黙々と食べ続けており)
(/申し訳ございません、また遅くなってしまいました…!今回はまた一段と長くなってしまいましたが、これでも大丈夫でしょうか…!
了解しました、この調子であればすぐに食べきってしまうと思いますが。メイドさんたちの描写も楽しみにしておこうと思います…!)
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