After Recording（〆）

ありがとうございます。この絵、可愛いですね…おまじない、ですか。
（パフォーマンスを見ていたが、ケチャップで描くということがそもそも難しいにも関わらず、目の前の彼女は両手でそれを同時に描いている。尚且つ二つは違う絵を描いており、器用なことをするなと内心感心しつつ、どこか手慣れている気もすると無意識に考察に入ってしまい。 そうもしているうちに知人の「ありがとう！」という声と彼女の問いかける声が聞こえ、意識をオムライスの方へと向ける。ほんの少ししか目を離していないのに既に完成している絵は、上手く特徴を押さえている上に可愛らしい。初めは市場調査をするくらいの気持ちで入店したが、そろそろ雰囲気にも慣れて幾分か力は抜けるようになった。 彼女が口に出した「おまじない」というのも興味深く、ファンサービスのようなものかと考えていれば知人から「メイド喫茶と言ったらこれは体験しておかないと」と言われ、そこまで言うのであればと彼女に「おまじない」をしてもらえるよう頼み）
…なら、是非ともお願いします。次に来れるのがいつになるかも分からないので。