「そ…要がそう言うんなら気にしないでおく。でもさぁ、なーんか怪しいよなぁ」 何か隠し事でもしてるのかなんて聞く勇気もなく、怪しいまでに留めておいて。 あからさまに変わった話題にも突っ込む余裕もなくて。 自身の隠し事よりは軽いだろうと頭を振って、暗い考えを締め出す。 「駅弁いいじゃん!旅行って感じがする」 彼の方向転換に乗っかることにして。