「っ…手繋いでくれるとか、かっこいいじゃん、ダーリン」 手を握る力強い頼もしさに、心臓がドクンと波打つ。 動揺を隠すように、キュンとしちゃったなんて軽い調子で彼に伝えて。 彼の温もりを話したくなくて、こちらからもきゅっと握り返して。 「要とこうやって出かけるの初めてだから、何かドキドキ…?ワクワクすんね」 子どもっぽい笑みをへにゃりと浮かべて。