はあ……おい、気安くベタベタ触るな (睨みつけてやれば申し訳なさそうに謝る相手に本当に転ばせる気はなかったのだろうと納得し謝罪を受け入れる代わりに大きな溜息をついて、遠慮もなくぺたぺたと触っては感動している相手を見て、そういえばどうして触れることができるのか不思議に思うも、ここは人の往来が多い道、周りからはひとりでに転んで怒っているへんな奴に見えることだろうと思ってはその場を離れようとして)