クズ男 2023-02-14 19:02:57 |
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んふふ、よかった。
(自分の策略通り、誘いに乗ってくれた彼に柔軟な優しい笑みを向けて。まあ、彼が誘いに乗らずともこのまま帰す訳などないのだけれど。既にこの場に出向いてしまった時点で湊斗の手中の中なのだ。自分の前に差し出されたグラスに口を付けると、甘酸っぱい液体が口内に流れ込む。このカクテルのように分かりやすく単純な甘酸っぱい関係性では満足出来なくなってしまったのはいつからだっただろうか。さっぱりしたように見えてどろどろに混ざり合った、良くも悪くも大人なお付き合い。それを繰り返す度満たされていく支配欲に、今は未だ溺れていたい。そんな事を考えながらそのグラスの中身を飲み干せば、ささっとお会計を済ませて)
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