とくめい 2023-02-01 15:49:08 |
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鶴/丸/国/永
『───…。』
( 話の流れに切り出された本題を問われては金色の両瞳が重く視線を下ろす、鎮座したまま黙り込むこと数分後。これは永年の活眼なのか、遠征先で出会い一目見た時からの違和感。それは一体何を意味するのかは定かではないが、あのまま豪雨に打たれ放って置けなかったのが一番の理由である。馴染み深い二振りを信じている本心は変わらないが、本丸の審神者である姉妹双子達の力を借りなければ元も子もない話だ。二振りの名を伏せた所で、今現在に識り得る状況を語り出し。遠征帰還を長引かせ散々心配させてしまったのを加えて、突然の要件に主達が困惑するだろうと理解した上で頼み込んで。 )
『嗚呼、他の皆は今広間に居るぜ。その前に。主達には話さにゃならん事があってだな、遠征先で朋友を見掛けたんだ。…つまり、俺等と同じ刀剣男士な訳さ。相談一つ便りも無しに連れて来た挙げ句に、急にこんな話を持ってきたのは承知の上だ。だが、彼奴らを此処の本丸に置いてはくれないか…?』
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