願望を呟いた人 2023-01-30 02:51:56 |
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「君の首なら いらないと何度も言っているだろう。──我が国の南側には獣人族の集落が点在しているのだが、獣の本能なのか縄張り争いが酷いのだ…そんな話を延々に聞かされて、私にどうしろというのだ……そんなところに君が落ちていたので急用を作ることにしたのだ」
(相手の言葉に、そんなにも首を差し出したいのかと半ば呆れ気味に答えて。自身に剣を突き立てたり、体が治りきらないうちに出歩いたりと自虐趣味でもあるのかと考えたところで、相手の行動を制限する権利はないため自分には関係の無い話だと思うことにして──応接間の真ん中に置かれたテーブルと2つの長いソファ、そのうちの1つに腰掛けて、肘置きに怪我をしていない方の右肘をついて凭れ掛る頭を支えて。相手がベッドで休んでいた時間を考えると昼食もまだだろうと思えば、テーブルの上に軽食程度の料理をいくつかと飲み物を出現させ相手に席を勧めると特に相手の反応は待たず、やれやれと大きな溜息を吐いて話し始め。半分は臣下から逃げてきた言い訳であるため要領を得ていないが、つまるところ面倒な仕事から逃げてきた先に相手がいたため逃げる都合にしたと言いたいわけで)
(/そんな!お忙しい中 返信ありがとうございます!とても嬉しいです!)
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