臍を噛む　[ 指名制/3L］

［名前］ジゼル・ローレン

［性別］女

［年齢］18歳

［性格］
年齢の割には落ち着いており騒がしさとは無縁。しかし言動には偶にどこか子供っぽさも見え隠れする。自己主張は強くなく、時に思っている事と真逆であってもハッキリNOとは言えず周りに流されやすい。自ら不必要な問題や争い事は作りたくなく、故に受け身な姿勢が多くなる傾向にある。一言で言えば平和主義。他者との関わりによって、衝突や己のストレスが増してしまうと思い込み人間関係の構築には消極的。だが時折大胆な言動を取る事もあるのは、そんな自分を変えたいという思いを持っているから。向上心とは違う、もっと積極的になれたらと変わりたい願望が時々現れる。

［見た目］
身長150㎝後半の痩せ型。骨格がしっかりしており鎖骨や踝などは骨張っている。そろそろ女性らしい体付きになっても良い頃の年代だがその影は無く少年のような体型。パールホワイトの髪は癖を知らないストレートで胸元までのセミロング。僅かに目にかかる前髪は自然に下ろされている。細く薄い平行眉に、髪と同色の睫毛はやや下向きに生えており、それが縁取るアイボリーブラックの瞳は瞼が薄い為一重ながらも丸く大きい。小さい鼻に薄い唇、白色人種を思わせる肌を持ち全体的に控えめな印象。衣服で隠れた体には所々に青痣や切り傷の痕が、古いものから新しいものまで残っている。液体のような何かを溢し時間が経っていて洗濯しても落ちなさそうな茶色いシミや、土を擦ったかのような汚れが所々に付着したミモレ丈の白いシャツワンピースに、厚手でアイボリーのカーディガンを羽織っている。足下はブラックの靴下とローファー。

［備考］
館に来る前は何処にでもいる普通の高校生だったが、小さな事がきっかけで苛めの対象になっていた。苛められても大人しい且つ消極的な性格の為周囲に明確な助けを求める事が出来ず、加えて両親からは養子縁組で子供となった自分に対し虐待とまではいかないもののそれに近い扱いを受けていた為何処にも居場所が無く、憔悴し切っていった。もう自分の居場所は現世には無く、次第に冥界──所謂あの世への執着を募らせ、ある日住んでいた町の最も高い場所から飛び降り自ら命を捨てたところだった。
趣味は絵を描く事。没頭していれば余計な事を考えなくても良く、現実逃避をする事が出来たので唯一の拠り所だった。


［ロルテ］

…ここは……？

（浮上した意識に身を任せゆっくり瞼を上げる。最初に目が映したのは全く知らない天井で、まるでいつの間にか微睡みに深く沈んでいたかのような感覚と一緒に混乱が押し寄せてきて。だが狼狽える訳でも無く、空中に呟いて消えたのはこの場所が何処なのかという疑問。夢かはたまた現実か、己の存在を確かめるように片手を目線に上げ握ったり開いたり、ひっくり返して掌や甲を見たりしながら、霧掛かって晴れない頭で最後の記憶を辿る。町一番の高さを誇る古びた時計塔の屋上から身を投げて現世に別れを告げた筈。とすれば、自分は今望んでいた所に来ているのだと少し嬉しくなり緩除に上体を起こすと初めて自分が居る場所の状況を知って。まず自分は天日干ししたての如きベッドの上に横たわっていた事、そしてこの空間はレトロな雰囲気を纏った比較的広い部屋である事、部屋にはこのベッドと、枕元に推定自分より背の高いアンティーク調のシンプルなスタンドライトが、部屋の隅まで照らさずこのベッドを中心にぼんやりと光源を発しているのみ。首だけを動かし見渡して得た情報だけでは此処が黄泉の国だという確固たる肯定には不十分であり、また、本当に命を落としたという感覚を憶える事が出来ずこの場所は冥界だと断定する事に懐疑的になり、心の底からは喜べない。未だスッキリしない頭のせいで思考する事を放棄し、そのままベッドの上で呆けて）


［指名］ザカリー様


（/お初にお目にかかります。指名トピは初めてでドキドキしながらプロフ提出させていただきました。どのキャラ様も魅力的で迷いに迷ってお一方ご指名させていただきました。是非参加いたしたく。よろしくお願い致します。　）