主 2023-01-25 22:43:22 |
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>シャロン
………おはよう、”シャロンちゃん”
(疑問符が吹っ飛ぶ程の嵐の様な怒涛の言葉数に反射的に其方へと顔を向けた、何故今まで彼女の存在に気が付かなかったのか不思議な程に華やかな外容に瞬きを繰り返す。激しい自画自賛の中、心なしか飛んで来るのは言葉だけで無く甘ったるい金平糖やキャンディ、キラキラと煌めいて弾けて消えて行く。そう連想させるのは彼女の身なりが著しく関連しており、特にその鋭利な爪に装飾された小さな宝石は暖炉の火の反射を受けて一際目立った。流暢に紡がれる言葉の意味を理解するには些か己のお頭が足りなかったようで口を挟む事無く全てを聴き終えれば、見上げたまま眩しそうに瞳を細め、彼女とは対照的に朗らかな低音で今し方耳にした名を復唱した。とても初対面とは思えぬ危機感の無い声色。彼女も安易に名を口にしたのだから警戒心の無さは互い様か。以前にも酒に呑まれ見知らぬ場所、見知らぬ人物に叩き起こされた経験が幾度とある故に眼前の美女は寧ろ眼福、ふわふわの毛並みを持つ獣耳が気になる所ではあるが今は触れずにはしゃぐ様子を見守った。そんな最中所有物とする発言が耳へと届く______眼光の奥底で地獄に蔓延りし欲望の悪魔が頭を持ち上げる気配______それは瞬きよりも素早く…息をするよりも早く消え去り、先程と何一つ変わらぬ柔らかな雰囲気。徐に上体を起こし始め、ペルシャ絨毯に写る二つの陰影の一方は徐々に体積を増し、やがては彼女よりも巨大に。見下ろす姿勢となって隣へと腰を落ち着かせればへらへらと笑いながら瞳を覗き込み)
俺を拾ってくれるの?それ…本気?
(/承認とお褒めの言葉有難う御座います。お二人共異なった展開を開拓出来そうな魅力に溢れていましたが今回は可愛らしいシャロン様とのやり取りで宜しくお願い致します。)
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