影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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>玲士、燈、兄弟母(咲那)、トンプソン、ヤーガー、ALL
「それもスマホのはずだよ。あげはちゃん、確か持ってたはずだから。…って、飲み物の写真?……あっ、もしかして『イングリッシュティーラテ・ウィズ・ホワイトチョコレート・アド・エクストラホイップ』のことかな?」
(姿勢を正す玲士に首を傾げつつも、あげはが薄い機械のようなもので写真を見せていたと聞けば、彼女は何か心当たりがあるように頷き。半年前にこの世界から虹ヶ丘邸に帰還して数日後、あげはがましろと合流する前の話を一通り聞いていたためだ。飲み物の写真と聞いて商品名がすぐに浮かび上がったのも、そのお陰である。さながら呪文のような言葉をスラスラと言葉に並べた後、燈から無邪気な質問を投げかけられれば「ゴンラッドさんの言う通り、これから先に出来るかもしれないね。魔法みたいなことが出来るようになるかも!」と答え)
「………確かに遠くにいても声は聞けるし、メッセージも送れる。でも、寂しいなって思うことは全然少なくないよ。例えば、訳あって一緒に暮らしていた友達がお家に帰ることになった時。いつでも連絡は取れるし、また遊びに来ることも出来る。それが分かってたとしても…やっぱり離れたくないって、寂しいって思っちゃうんだ」
(やんわりと『孤独を感じることは少ないだろう』という玲士の意見に肯定はするものの、寂しさを感じることはあると例えを交えて言い。しかしその例えは、他でもないましろ自身の体験談である。観察眼の鋭い人物であれば、終始少し暗い表情をしているましろの表情から察せられるものがあるかもしれない。その後、「なんて、私の考えだから皆がそう思っているわけじゃないよ。…気を取り直して、麗の村へ行こっか。道のりは私が案内するね」と話を切り替えると、ましろは麗の村への案内役を名乗り出て。小走りで皆の先頭に立つと、「こっちです」と振り返ってから再び歩き出し。村への道のりは記憶しているため、問題なく辿り着けるだろう)
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