語り手(スレ主) 2023-01-19 18:17:24 |
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>魔理沙、カリア、夏菜子、アルファ06、デイジー、リリィ、優希、市場ALL
【エマ・ルメンクス(変装)/ルメンクス(宿屋)】
「失礼します。私、こういったものでして……」
宿屋の中に入ったエマは、宿屋の主人に、隠し持っていた王族の継承者の証であるペンダントを見せる。それを見た主人は驚いた様子を見せるが、「迷い人を保護した。いきなり城に案内すると警戒されてしまうので、ひとまず話をする場として部屋を貸してほしい」とエマが言えば、主人は快く引き受けてくれた。
主人「いやはや、エマ様の頼みとあらば…!まあそもそも、最近テネリタスのやつらのせいで、宿屋に泊まる者の数が減ってしまいましたがなぁ……ヘリアンサス・アナスさんのとこも、うちより繁盛していたのにもうさっぱりでして…」
主人は、テネリタスの魔物のせいで客足が遠のいた、よその宿泊施設も同じだと愚痴をこぼす。それを聞いたエマは、申し訳なさそうな声で「すぐにまた、平和を取り戻します」と告げ、ひとまず部屋が取れたことを彼らに報告しようと、宿屋の外に出た。
「おまたせしました。部屋に空きがあったので、使用して構わないそうなので、どうぞお入りください」
>桔梗、all
【チリ/ルメンクス(森)】
ルメンクスの森の中を歩く、緑髪のポニーテールの人物が一人。容姿のせいか一見男性に見えるこの女性の名はチリ。異世界からとばされた者の1人で、ポケモンという生物を戦わせるポケモントレーナーである。
ルメンクスとテネリタスの事情を知ったチリは、両国を助けるためと元の世界に戻る情報を集めるため、あちこち歩き回っては、異世界人、ルメンクス人、テネリタス人の保護をしていた。
今回ルメンクスの森に来たのも、そのためである。
「しっかし……いつきてもひっろい森やわ……こりゃ見回りすんのも一苦労やなあ…ポケモンに手伝わせるのもええけど、この間騎士さんが魔物と間違えて偉いなめにあったしなぁ……」
歩きながらチリはため息をつく。本当ならこうした広い範囲は、ポケモンたちと手分けして見回ったほうが手っ取り早いが、凶暴な人間、魔物に襲われてしまうことも多々あったために、しかたなくポケモンはモンスタボールに入れて手元に置き、チリ1人で見回っているのだ。
「……んお?」
ふと、チリは足元を止める。視線の先に誰かがいた。それは、巫女装束を身につけ、手に弓矢を持った少女(桔梗)だった。
彼女も自分と同じ迷い込んだ者なのかと思い、ひとまず話しかけてみようと、手を振りながら歩み寄る。
「そこのおじょうさん、どした?迷子なん?チリちゃんが出口まで案内したろか?」
なるだけ警戒させないように、と気さくな笑みと口調で、少女に話しかけながら様子を見て。
>シグキン、バチキン、ミエル、all
【セル/テネリタス(住宅街)】
(ナワバリバトル……?この者も戦いを嗜むものか?)
ナワバリバトルというものを聞けば、どんなものかは知らないが、バトルという単語が入っているなら、ミエルも戦う者だろうかと推測し。
「人間が滅び、別種族が生まれた世界、か……」
ミエルの話を聞いたセルは、少し考え込む様子を見せる。元の世界でセルが開催した大会、セルゲームでセルが勝利したら、地球を滅ぼすつもりだった。だが、もし人類だけを滅ぼしていたら、また新たな生物が現れて、その生物とまた新しい戦いを楽しめただろうか……。
(……ふ、また新たな楽しみができたな)
なんて、心の中で密かに微笑めば、ミエルと向き合う。
「ミエル、と言ったか?私達もお前と同じく、この世界に迷い込んでしまってな。今情報を集めていたところだ。お前も一緒にこんか?」
>170
【不備はありません!追加許可します!】
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