臣下 2023-01-08 21:16:01 |
通報 |
ん…よく来たな。行こうぜ。
(装飾に富んだ普段の装いと違い、夜闇に溶け込む黒を靡かせて現れた彼は一瞬誰か分からない程で。しかし足運びと纏う空気で相手だと直ぐに分かり小さく頷きで答え、目的の方向を指差してから歩き始めて。人影のない裏道を選択したが、極力誰の目にも付きたくはない。他人の足音を警戒して感覚を研ぎ澄ませながら前方へ鋭い視線を向けて)
……奴の家へはこの道からだったよな?…人目に付く前に、急ぐぞ。
トピック検索 |