冒険者 2022-12-30 23:24:31 |
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【用語設定 種族関連】
"エルフ"
出身によってはシルフやフェアリーなどと自称することもあるが、広義的にはエルフと呼称される。
ノクトールの東、広域にわたって大木を生やす"青の森"に住んでいた種族。生まれつき筋繊維の数が少なく、身体能力という面でドワーフやヒューマンより劣るものが多い。しかし魔力と呼ばれる力を大量に有し、呪文や魔術、呪術に対してずば抜けて高い適性を持つ。そのため"付呪"と呼ばれる呪術の一種を素材に宿す技術を持っており、彼らによって強化付呪を施されたものは"ミスリル"と呼ばれる。
ミスリルへと加工された物はこの世のものならざる幽鬼すら断ち切る素材となり、従来よりもさらに高い強度を持つようになる。付呪された○○がミスリル、と言うよりはミスリル鉄、ミスリル鋼のようにミスリル○○と呼ばれることが多い。他にも治癒の付呪を宿したポーションなどの製造も行われる。
また魔力の探知にも優れており、暗闇でも敵の存在を感知できるために斥候や弓兵にも向いているとされる。
"ドワーフ"
出身によってはハーフリングやノームとも呼ばれる。
西にあるボレア火山の付近で暮らしていた種族。身長は小さく、魔力は乏しく、しかしながらヒューマンや並大抵の小鬼をも凌ぐパワーと頑強さ、小さいが故の機敏さを持つ種族。
また腕力も含めて、金属や材木と言った素材の声を聞けるとかで天性の鍛治や加工の才能を持っており、純度の高い鋼鉄や皮、木細工などを作り上げることを得意とする。専門の訓練無しに頑強なミスリルを自由自在に加工できる唯一の種族である。ドワーフ印の家具ともなれば家並みの値段が着くこともしばしば。
元々ハーフリングやホビットなどと名乗っていたものたちはドワーフと広義的に呼ばれるのを嫌う。というのもドワーフというのは元々遺跡暦前にヒューマンやエルフの元で鍛治用の奴隷として働かされていたもの達に対する蔑称のようなものであり、そういったもの達が逃げ延び、再びボレア火山付近で栄えたのが自らドワーフと名乗るもの達である。そのため迂闊にドワーフと呼ぶと争いになりかねず、呼び方に関してひときわ面倒臭い種族となっている。また、身のこなしは機敏でも足が短いので足が遅い。
"ヒューマン"
人間、またはヴァイキングとも呼ばれる。
北から南にかけてのオータムラインと呼ばれる地域、現在のセルマーに住み着き、エルフとドワーフに挟まれながら文化を発展させて行った種族。嵐と雷雲の壁がなかった頃に、海の向こうから大陸に渡ってきた種族であることが遺物の調査により発覚している。
ドワーフよりも高い魔力を持ち、エルフよりも高い身体能力を持つ。しかしながらドワーフには身体能力では勝てないし、エルフには魔力では勝てない。そのため鍛造や付呪技術という点で他種族に遅れを取ってきた。しかしそんな彼らが滅ぼされず、大陸中央部を占領していたのは遺物の発見、即ち迷宮探索において他の種族よりも先を行っていたからであった。
その理由は製紙技術にある。海の向こうから持ち込まれた渡来技術であり、ヒューマン族の間で伝承されてきた紙を作る技術である。これにより迷宮内の"地図"を作ることを得意としており、先遣隊が残した成果を元により奥へと安全に進むことが可能となっていた。ギルドにより種族が纏まりだした今でも製図はヒューマンの得意分野であり、ヒューマンの作った地図は冒険者にとっての命綱でもある。
また、ヒューマンの冒険者は呪文と剣技を両立させたいわゆる魔法剣士のような存在となることが多く、基本的に万能型であるからか単身迷宮に挑むことが多い冒険者の中では生存率がやや高い。
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