――ねえ、ルミエはまほうつかいなんでしょ? (お湯が溜まるまで時間がかかるから、と一度リビングへ戻ってきた。すっかりログハウスにも慣れたようで、ふかふかとしたソファに飛び込むように座る。彼は自分を魔法使いだと名乗っていたが、拾われてから今まで、実際に魔法を使っている様子はまだ見ていない。一度気になってしまえば止まらない好奇心、興味本位で口を開けば、何か魔法を使ってみせて、と)