(彼の返答に安堵の吐息をつくと、ぱっと表情を綻ばせ。改めて言葉にされるとやはり嬉しいもので、なんだか少し照れくさい。若干紅く染まった頬を隠すように彼の腕へと顔を埋め、喜びからか小さく笑い声を洩らす。そうして十分に彼のぬくもりを堪能した後ふいに顔を上げて口を開けば、相当この物語が気に入ったようで) ――ねぇ、この本ちょうだい!おれの部屋に置いておきたい、