(相手の言葉には迷うことなく頷いて、動物図鑑を大事そうに抱えたまま彼同様他の本にも目を向ける。次に手に取ったのは昔ながらの童話集で、魔法使いや吸血鬼など多数のファンタジックな作品が収録されていた。子供向けなのか比較的分かり易い単語で物語が紡がれているそれは自分でも難なく理解することができ。彼の傍へ寄ると服の裾を引っ張って) ルミエ、これもほしい