(先程と同様に、また視界が光で覆われ――気が付いた頃には深い森の奥から抜けていた。彼に手を引かれ足を進めるとあっという間に街中へ。これまでと違い、すれ違う人達の中で自分を蔑むような視線を向ける人は誰一人として居ない。それでも過去のトラウマからか、自然と繋いだ手に力を込めて相手の後ろにつく。彼の口から最初に回るお店を聞けば嬉しそうに頷いて) うん、おそろいのやつがほしい!