美容師 2022-12-21 22:25:32 |
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ただでさえ怖がられているというのに声を大きくしちゃあ怖さに拍車がかかる。それを指摘されてハッとし、少年を見ればもう俺では手がつけられないほどの大泣きようだった。こうなっちまうといくら俺が手を差し伸べても何も聞き入れはしないだろう。しょうがねぇ、ガキは伊風に見てもらってここのスタッフ連れてくるかと考えたところで隣で笑っていた男が救いの手を差し伸べたのだ。それは優しく、落ち着かせるための穏やかな声だった、目を擦る手を止めさせて握られる手に俺は腹のあたりが不快な心地に苛まれながら不思議と目が離せなかった。たぶんこれは嫉妬の類だとぼんやり思いながら、ガキ相手になんつーもん抱いちまうんだ俺は…と盛大なため息をつきたい気分に陥った。
俺の出る幕なく伊風の宥める声と徐々に宥められていく少年の様子を己の小さな嫉妬を押し殺すようにまるで遠くから見ているように努めていると不意に声がかかったので思わずビクッと肩を揺らし、意識を引き戻すとそんな不自然な反応を誤魔化すように立ち上がり
「ああ、無駄に探し回るより居場所知らせて迎えに来てもらった方が早いからな。」と答え、手を繋いだままの二人を見ないようにしながら入り口で受け取ったパンフレットに記載されている地図を確認して近くのインフォメーションセンターへ先導を行い
(/いえいえ素敵だなんてそんな!
主様のロルがもう伊風くんの動きをありありと想像できてしまうくらい素敵で私のなんてお恥ずかしく思えてしまいますよ!
これからの2人のお話が楽しみすぎるので展開の候補思いついたら都度背後出現させてご相談させてもらいますね!
こちらこそ、改めてよろしくお願い致します!)
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