秋海棠「あぁ、………。」 (喜んでいる紫苑に抱き締められて感謝を話されると固まる、船が完成すれば…か、もう僕は乗れないし…僕と木蓮は先に死ぬ、君はこの月基地に一人取り残されるのに。慕われている笑顔を向けられ去っていく背の高い彼を見送る。……君は生まれてから不運に見舞われてきた人だけど、美しい木蓮の心を奪った、苦しむといいよ…。)