はゎ、……、 (太宰の笑顔や声色に思わずどきどき。何だか恋する乙女みたい、と顔を真っ赤にしながらも、とにかく仕事をこなしていく。他の客の卓に料理を置きに行っては、おいしくなーれ、とおまじないを掛けつつも、ふと思い出したように中原に近付く。「私のシフト終わったら、少しばかり一緒に回らない?」と誘ってみて、)