二人のとこが焼き鳥屋さんやってるって聞いて! (いい香りに頬を緩ませながらも、さらりと太宰の言った私に、を二人に、に変換しつつも、彼の臭い台詞はいつものように受け流す。メニューに目を通しては、大変そうね、と呟きながらも、「鶏もものタレで!」と告げる。奢るよ、なんて言った太宰には、「申し訳ないわ、私もちゃんとお金あるもの!」と可愛らしい財布を見せて、)