芥川くーん、起きれるかい (仲がいいという言葉にはわざとスルーして、芥川の死人のような頬を軽く叩く。煩わしそうに目を開けゆっくりと起き上がって彼女を睨むように見る。「どうやってお礼を言っていいか迷うのは分かるけど、睨むのは違うんじゃないのかい」とため息がちに芥川に声をかけて。さっきよりもマシになった包丁さばきの中島も「せっかくサン先輩が心配してくれたのに」と、まるで自分のことのように怒って)