…太宰君ってば、何でもお見通しなのね?…二年生きれば、私とずっと一緒よ。(まさに然う思っていた。と目を丸めながらも又もやお決まり文句。所詮は口約束、来年にはもうこんな事忘れているのだろうと思いつつ。彼の反応に満足そうに笑っては其の子供らしさを見下ろす視線は聖母そのもので。「えぇ、代償。…例えば、大切な人の"死"とか。」ちくり、と心の古傷が痛み。)