スレ主 2022-10-11 10:07:36 |
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【洋館/大食堂2/ベンジャミン・サイクス、???×18】
「だが全く使えないって訳じゃないんだろ?――いざという時に(とっておき)は残しておけって事だろうよ。」
やや困り顔で思案する水色髪の少女(スズナ)に赤モヒカンはそう自分の考えを示す、特別な力や魔法の類に関しては(今までの経験)で多少知識はあれど全く使えない身であるこの囚人服の男は、使える面々の(体感)や(感覚)は分かり様がないが…必要な場面以外で乱用するのを控えれば大丈夫なのでは?とも思っている。
無論、道具の様に使い減りすれば交換するなり新しいものに換えるなりが出来ないモノが大半だとも感じているので、単純な増減の理屈だけで考えられる物でもないのだろうとも考えている。
「ッ………サリュウ!くそっ」
戦闘能力で言えば(動く死体)の群れを圧倒しつつあったが、悪い事に先程事切れた(穴だらけの男)が言っていた忠告が現実になってしまった様だ―
PAN!
PAN!
自身も更に拳銃を数発撃ち込みながら駆け寄り
大方の脅威(動く死体)達は彼(紗龍)と彼女達(デイジー&リリィ)が倒すなり牽制するなりで数が大分減ってはいた為、色々と摩訶不思議な力で応戦しつつ倒れた彼(紗龍)へと駆け寄り、護る様に独特な装飾が施された人形サイズのレイピアを手に前に出る片割れ(リリィ)ともう片方の人形(デイジー)の言葉に
「無茶はするなと言いたいが、お前らに頼らざる得ない…すまん。」
後方へ彼(紗龍)を移動させようとデイジーと共に自分達の方へ引っ張りつつ…
「あのバリケードをもう一度塞がないとキリが無いか…スズナ、手を貸してくれ。あそこを机で塞いで其処をどうにか固める様な(魔法)ってあるか?」
お構いなしに侵入してくる(動く死体)を見て、(動く死体)を押し退けて机を押して塞がんとしつつ、現状手が空いている少女(スズナ)にバリケードを塞ぐ(魔法)の類はないか?と尋ねる。
≫紗龍、スズナ、デイジー&リリィ
【洋館/1F 南側通路付近→中庭/エディー・ドンブラウスキー、???×?(窓枠凍結で侵入一時停止)、巴マミ、アデレ・ゲルトルイダ(陸戦ストライカーユニット着装)】
DODODODODODODODODODODODOD!(重い銃声)
50口径のブローニングM2が火を噴いて、侵入し出している(動く死体)の群れをバラバラの肉片や残骸へと変えていく
――大き目の空薬莢を小気味いい音と主に床にバラ撒きながら、陸戦ウィッチは短く相談して行き先を決めた三人に告げる。
アデレ「――確かにサムライねーさん(シズナ)の言う通り此処は狭い、弾薬が山ほどあるんならそこ等のガラクタを集めて防御陣地を作るって手もあるけど、アタシも激戦の最中から此処に来ちゃったもんで、弾の手持ちはそんなに無い。だから機動戦が出来る屋外は大歓迎だね。」
マミ「なら決まりね。(中庭)へ急ぎましょう。」
エディー「分かった、付いて来て」
シズナの意見を聞き、内容的に現状では妥当と言える選択だと全員一致で決まった(中庭)への移動を開始、先頭を小太りの青年(エディー)が進んで案内し、真ん中をシズナと彼女に肩を貸したマミが、その後方でバックする形でストライカーを機動させ両側面と後方を警戒するアデレ…
廊下を進んで幾つかの角を曲がり――明らかに故意に通行者を迷わせる様な設計の廊下を過ぎて、大きなガラス扉を開けて結構な広さの(中庭)…ちょっとした自然公園位の広さのある場所へ到着する。――屋内の血の匂いが和らぎ屋外である事を示す様に雨が降り続いている中、それに打たれながら植えられた大量のクロユリの中を進んで行く。
マミ「―ひどい雨…」
アデレ「――(雨の夜)は良くない事がままあるって爺さんに聞いた事があるけど今の状況にはピッタシだね。…しっかし妙に(力が抜ける)ねぇ…」
≫シズナ
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