スレ主 2022-10-11 10:07:36 |
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【洋館/1F書斎/ベン】
「そうか、ならいい“化け物”?…――少なくともまともな人間に合えたのは2日ぶりだよ。」
世界の理が一斉に発狂したかの様に生死の境目が取り払われた様な地獄絵図の中で、動く死体に追い回されながら逃げていたこの黒人系のオフィスワーカーは少しばかり道中の(もみ合い)で返り血を浴びていたスーツの袖を肘辺りまで腕捲くりしつつ、散弾銃を完全に下げ書斎の椅子の一つに腰掛けて
「急に銃を向けたりして悪かった。私はベン、ベン・トッドだ。」
―こうなる前までは辞めていた煙草―拾ったキャメル(1960年代モノ)の其れを胸ポケットから一本取り出して、マッチで火を点けて口に銜えつつ、そう名乗りながら
「あんたもどうだ?」
と一本薦める、愛煙家という訳ではないが…単純に気を落ち着かせる為に本人は吸っているらしい。
≫ルキノ
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