スレ主 2022-10-11 10:07:36 |
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【洋館/大食堂1/ベンジャミン・サイクス】
「そうか、お前(スズナ)も完全に知らない場所って訳だな…」
少しばかりこの場所(洋館)に関しての情報が手に入るのではないかと期待していたが、やはりこの水色髪の少女(スズナ)にとってもこの場所は見知らぬ土地と言う事らしい。
その一方で、意外なほど打ち解けている同行者(紗龍)と人形めいた二人組(デイジー&リリィ)をジロリと見遣り
「(心※勝手に動く球体人形って奴か)…あぁ、確かにおれは札付きの悪党――それでムショ(刑務所)より酷い場所に入れられてたモノさ。お前らにも一応聞くが、この妙な(洋館)について何か知っている事は無いか?」
と、問い掛けていると…
ボズンッ!
暗がりの中、二つ目の大食堂の方向から何か大きなモノが床に落ちるような物音が聞こえた。
「…今度は何だ?」
と立ち上がって燭台を掲げ音のした方を睨み、再び拳銃を添える様に構えながら歩き出して
「お前らは少し待っていろ。様子を見てくる…」
≫紗龍 、スズナ、デイジー&リリィ
【洋館/1F 南側通路付近/エディー・ドンブラウスキー、???×8(更に廊下の窓より侵入中)、巴マミ、?????×1】
少なくとも荒事にも命のやり取りにも精通していない一般人なスタンドマンの青年(エディー)に、修羅場を潜り抜け戦い慣れて怪奇で奇妙な魔法と契約と言う非日常を長く過ごして来たもののそれほど好戦的でも無く戦いはなるだけ避けたがる傾向も少なくない“魔法少女”な少女(巴マミ)
この二人と比較して恐らく今の状況に一番動じていないであろう異界の歴戦の猟兵且つ剣聖たる彼女(シズナ)との意識的な差異はかなり大きなモノかも知れない。
尤もそんな其々の心情など知った事でも無い様に肉を貪らんと動く死人たちは確実に向かって来るが
マミ「…!…分かってるわ。――でもね。」
何か言いたげだった巻き髪の少女は、その言葉を飲み込んで再び(マジカル・マスケット)を構えては撃ち、捨てて新たに取り出して構えては撃ち、を繰り返し寄って来る動く死体を撃ち倒し、吹き飛ばす。
―凍てついた斬撃が窓から入ろうとしている死人を複数巻き込み裂きながら凍り付かせて行く―それらの(凍った死体に戻った死体)が邪魔になり後続の死体の侵入を阻害してバリケード代わりになる。
一応これで死体の侵入には暫く打ち止めが出来たかも知れない――が
クスクスクスクスクスクス…
嘲笑う様な人に似た笑い声――が不意にこの場の三人の(耳元)で聞こえて――
≫シズナ
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